資金繰りの話し。無借金経営がエラい! なんて化石的妄想です
資金繰り(銀行融資)の話しです。
税理士は資金繰りに不案内なんて言われたりしますが。。
(まぁ否定できないところだったりしますが…)
わたし、少しは語れます。
٩( ”ω” )و
山梨県中央市の税理士、田中です。
県や市町村などの仕事は、借入金の有無(大小)を見られてしまうこともあります。
そういう仕事でないなら、無借金経営にこだわる時代ではありません。
タナカ
借りたら返すな!(おススメ本)
いきなりおススメの本です。
この本に限らず、非常に勉強になる資金繰りの本、最近はたくさんあります。
本のタイトルの意味は、「融資が受けられそうにないなら、今借りているお金を返すスピードを落とせ」ということでしょう。
(取り込み詐欺を推奨する本ではありません。)
過激なタイトルに反して、中身はまっとうです。
“資金繰りとはこういうものだ”ということを、分かりやすく教えてくれます。
創業支援融資のチャンスは一度きり
創業支援の融資、チャンスは一度きり。
そりゃそうでしょ、って話しですが。
創業融資は、銀行が、決算書などの成績表をチェックすることができません。
そのため、経営者の「見とおし」がどうか、それが現実的なものか等、1年生経営者の考え(書類)次第で受けられます。
ちなみにわたしは創業融資うけていません。
経験になるので、少し借りてみるつもりはあったのですが。
「いらないでしょ」って言われちゃいました。
タナカ
決算書の数字が良かったら借りる
銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日に取り上げる
ドラマ「半沢直樹」の有名なセリフです。
逆手にとる じゃないですが、
“晴れの日に貸してくれるなら、晴れの日が借りるタイミング”
と考えても良いのではないでしょうか。
銀行に融資を申し込んでから、通帳にお金が入るまで。
最短で翌日! …なわけありません。
数日後に ウン百万円、ウン千万円必要だ!となってからでは遅いのです。
社長が資金繰りに走り回るようになったら、仕事どころではなく。
仮に急場がしのげたとしても、今度は仕事ができなかったツケがやってきます。
借りられるときに借りて、社長が仕事に専念できる状態をつくっておきましょう。
お金があればつぶれない
つぶれません。
赤字でもお金があれば。
反対が黒字倒産です。
売上があって利益が出て。
しかしその中身が、売上はツケ(売掛金)、仕入はいつもニコニコ現金払い だとどうなるでしょう。
(→なかなかお金が入ってこない。でも、出ていくのはすぐ。となりますね。)
せっかく手応えがある仕事でも、資金がショートしたら、会社を畳まざるを得ないのです。
(悲しい。。)
これ以上クドクド書くまでもないでしょうが、赤字でも、手元にお金があれば投資(仕入れ)できます。
超低金利の今の時代、借入を毛嫌いする経営者は損すると言っていいでしょう。