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自己流freeeで1年走った結果…申告直前の悲劇!

 
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田中まさき

「直感的でカンタン!」という言葉に惹かれ、簿記の知識ゼロでも使えると噂のクラウド会計ソフトfreee。
今年こそ帳簿を自力でつけて、税理士に頼らず確定申告も完走するつもりだった——。

税理士の田中です。
簿記知識ゼロでfreeeを1年間使い続けた結果、
確定申告期に発覚した数々のミス。
よくある失敗とその教訓をストーリー仕立てで紹介します。

タナカ

第1章:スタートは順調だった…はず

開業初年度、freeeを導入したAさん(30代・フリーランス)。
「仕訳って何?勘定科目って?」と戸惑いながらも、freeeの自動取り込みや推測機能に助けられて入力を開始。
「これなら、いけるかも!」と少しの安心感を得ていた。

第2章:いつの間にか…取引が迷子に

半年が経過。取引の件数も増えてきたが、「内容不明」の仕訳がどんどん溜まる。
銀行口座やクレカの明細が勝手に取り込まれているからと、内容を精査せずそのまま登録していた。
「とりあえず溜まらなきゃいいでしょ」と思っていたが、実はこれが“地雷”。

第3章:確定申告期、いよいよ現実を知る

2月某日。freeeの確定申告ナビが「収支内訳書の作成」へと誘導してくる。
見てみると、収入が2倍になっていた。
クレジットカードの支出が“事業収入”として処理されていたり、個人利用の買い物が“経費”になっていたり…。
「えっ、なんで? どうしてこうなるの…?」

第4章:サポートに頼るも、どうにもならず

あわててfreeeのチャットサポートに相談。
「それは仕訳の内容をご確認ください」「帳簿の見直しをお願いします」
——うん、分かってる。それが分からないんだってば!!

結局、帳簿全体を1件ずつ見直す羽目に。
でも“そもそもどうすれば正しいのか”が分からず、にっちもさっちもいかなくなった。

第5章:駆け込んだ税理士に言われたひと言

「これは、最初から相談してくれていれば…ですね」
税理士に泣きついたのは、申告期限の2週間前。
すべてをやり直すには時間が足りず、期限後申告でよければ引き受けますよと提案されてしまった。


自己流はコスパが悪い!? 事業と税務の成長は「早めのプロ相談」で変わる

freeeなどのクラウド会計ソフトは、とても便利なツールです。
でも、「簿記の考え方」や「経費の基準」が分からないまま使い続けると、あとで取り返しがつかない事態になることも。

帳簿づけが苦手な方こそ、
最初にプロに聞いておくと、1年後はもちろん、未来の自分が救われます。


「freeeを使っているけど、ちゃんとできているか不安」

そんな方には、スポット相談のご案内をしています。

いかがでしたでしょうか。
この物語、決して大袈裟ではありません。
めちゃくちゃになってからでは
税理士でもキツイ修正作業。
早め早めの備えが大事です。

タナカ

山梨県の税理士:田中雅樹(書いている人)

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