弱いを「半分強い」に!

損益計算書、読めなきゃダメですか?→だいじょうぶ、使えるようになれば。

 
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田中まさき

100万円の利益を200万円にしたい。
ならば、どうしたらいいでしょうか。

  • 売り上げを増やす
  • 経費を100万円減らす

2つめが思い浮かんだら、センスありますよ!

山梨県中央市の税理士、田中です。
思い浮かばなくてもダイジョウブです。
「使い方」、見ていきましょう。

タナカ

 

売上増ではダメ?

ダメではありません。
売り上げは大事です。
でも、利益の方が大事です。
だって、儲けの指標ですから。

イケイケドンドンで売り上げを伸ばしても、利益、儲けが出ていなかったら。
会社は潰れてしまいます。

【関連】
NHK朝ドラ<半分、青い。>「喫茶おもかげ」はつぶれるんじゃないか(損益分岐点のはなし)

 

損益計算書は下から見る

損益計算書、読めるでしょうか。
読めるに越したことはありませんが、読めるよりも、使えるようになると便利です。

あらためまして、利益を増やすためには、次のような方法があります。

  • 売り上げを上げる
  • 経費を削減する

2つ同時にできれば良いのですが。。
そうそう簡単ではありません。
まず取り組むべきは、経費を削減することです。

 

損益計算書を下から上へ見ていくと、

  • 直近の損益計算書の利益(一番下)がまず目に入り、
  • 削れそうな経費が見えてきます。

利益をどれだけ出したいか。
そのために経費をどれだけ削減したらよいか。

具体的に、使い方を見ていきましょう。

 

損益計算書をこう使う

一番下の利益を見ます。
例えば、前期(前年)の利益は100万円だったとしましょう。
今期(今年)の目標は、利益200万円です。

さぁ、削れそうな経費を探していきましょう。

  • 仕事が減りつつある得意先の接待費
  • 非効率な残業を減らす→人件費・光熱費の削減
  • 時間給のような外注費にムダはないか
  • リース物件にムダはないか
  • 毎月なんとなく支払っているもの

まずは見ること。
トライすることです。
いきなり100万円は難しくても、少しでも削れないか、探ってみましょう。

 

特殊なもの(特別利益・特別損失など)は除く

車を売った。
重機を売った。
特別償却で減価償却費が大きくふくらんだ。
など。

このような、たまたまな項目は、除いて考えます。
もし、重機を売った損失が100万円でしたら、利益に100万円を足します。
(足し戻して、臨時的なものを外す感じです。)
前期の利益がマイナス50万だったら、前期の実質的な利益はプラス50万円だったと考える。
という具合です。

逆に、「たまたまの売った利益が100万円」だったら、損益計算書の利益から100万円を差し引きます。

 

山梨県の税理士:田中雅樹(書いている人)

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