弱いを「半分強い」に!

初めての会計ソフトの前に、まずは仕訳(勘定科目)をこれだけ覚えよう

 
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田中まさき

最近の会計ソフト、簿記(仕訳)を知らない人にも使えるものがあります。

でも、知っていれば選択肢が増えます。
(仕訳を入力するタイプには、機能十分・無料提供 のものも。)

「仕訳」は、会計ソフトを使いながらでも、覚えていくことはできます。

まずは、よく使うものだけ覚えてみましょう。
(数字は仮のものです。)

山梨県中央市の税理士、田中です。
以下、左側のカッコは「貸方」(かしかた)、右側のカッコは「借方」です。
簿記(仕訳)の約束ごととして、そう呼ぶことになっています。

タナカ

 

売上げ

現金売上げ

(現金)100 (売上)100

 

掛け(後払い)売上げ

(売掛金)100 (売上げ)100

 

仕入れ

現金仕入れ

(仕入)100 (現金)100

 

掛け(後払い)仕入れ

(仕入)100 (買掛金)100

 

預金(入金・出金)

入金(預ける)

(預金)100 (現金)100

 

出金(引き出す)

(現金)100 (預金)100

 

役員報酬・給料の支払い

(役員報酬or給料)100 (現金or預金)100 ←源泉税・社保 控除前です。

(現金or預金)10 (預り金)10 ←源泉税

(現金or預金)20 (預り金)20 ←社会保険料

(現金or預金)2 (法定福利費or預り金)2 ←雇用保険料

(旅費交通費)5 (現金or預金)5 ←通勤定期代、通勤のガソリン代など

ちょっと難しいですね。
イメージとしては、(1)総額(通勤費以外)で渡して、(2)会社(事業主)預かり分を戻してもらう。
慣れるまでは、仕訳のパターンそのままを入力してみましょう。

タナカ

 

源泉所得税、社会保険料の支払い

源泉所得税

(預り金)10 (現金)10 ←預かった分をそのまま納めます。

 

社会保険料

(預り金)20 (預金)20 ←本人負担分(預かり分)

(法定福利費)20 (預金)20 ←会社(事業主)負担分

 

消耗品費・事務用品費

消耗品費

消耗品は、たとえば、建築業であれば「釘」「接着剤」「10万円未満の工具」などです。
雑貨店であれば「店内用の掃除用具」「蛍光灯」などでしょうか。
(たとえばイマイチですね…)

仕入れは、建築業であれば「木材」「鉄骨」など。
雑貨店であれば「商品」(売り物)。
個々の売上げ先ごとに直接結びつくようなイメージです。

(消耗品費)30 (現金or預金)30

 

事務用品費

「ボールペン」「のり」「封筒」「テープ」「ホチキス」「スタンプ台」など、文字どおり事務用品にかかる費用です。

事務用品費という勘定科目は使わず、消耗品費としても問題はありません。

(事務用品費)20 (現金or預金)20

 

福利厚生費

従業員のための「残業食」「作業服・事務服」「飲料代」「常備薬」「レクリエーション代」などです。

役員だけの飲食代などは、福利厚生費にならない場合もあります。

(福利厚生費)30 (現金or預金)30

 

交際費

取引先との「飲食代」、取引先への「贈答品代」など。
取り引きを円滑に行うための支出です。

(交際費)20 (現金or預金)20

 

「まずはこれだけ」というところを挙げてみました。
誰しも最初は難しく感じるものです。
会計ソフトの「操作」も、簿記の「仕訳」も、やりながら少しずつ覚えていきましょう。

タナカ

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